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2011年8月 6日 (土)

「風評被害」を英語で言うと ~ 知らなかったこと(3)

前回の記事で「想定外」の英語訳を考えましたが、これも毎日のように聞く「風評被害」の方はさらに難訳だと思います。
風評被害という言葉で表わされている内容がとても幅広いですし、言葉から受ける印象も人によってさまざまなためです。

あるオンライン辞書で調べると、harmful rumor と出てきました。
rumorというと未確認のこと、不確実なことという意味合いがありますし、シンプルすぎるので原発事故による風評被害を説明するのには何か付け加えないと無理だと思います。

そもそも根拠のある話なのか、根も葉もない話なのか、というのがはっきりしない場合が多いとか、放射能による影響に閾値があるのかどうかもわからないとか、誰が言うのを信じたらいいのかわからないという困った状況がさらに事情を複雑にします。

economic loss brought by a groundless fear of radioactive contamination
と考えてみましたが、根拠の全くない話でないと使えないでしょう。

groundless を excessive に代えると少し近いような気がします。

economic loss brought by perhaps unwarranted fears of radiation
とすれば、根拠があるのかないのかわからないというのを表現できるでしょうか。

国の規制値を超えるとか、はっきりとした根拠のある恐れならまた別の訳になるでしょうし、「風評」という日本語も怪しくなってきます。 

とにかくたくさんの人たちが風評被害で苦しんでいて本当にお気の毒です。
何とかしなければいけないですね。
 

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コメント

こんばんは。
harmful rumourですか。
なんとなく噂に重点があるような気がしますね。
日本語ではむしろ被害の方に重点があるので、少し違うかなって気がしますね。
中国語では被害は「受害」や「被害」ですし、風評も「風評」でいいようです。
ただ「風評」という単語は今回の地震以降よく登場するようになりました。

投稿: まつきんサンバ | 2011年8月 7日 (日) 01時04分

まつきんサンバさん

噂を悪者にしている雰囲気の訳なので、原発関連で使うのはあまり適当でないと思いました。
食べ物や学校の環境に心配が広がっているのは別に噂が原因というわけではなく、
はっきりとした判断のよりどころがないので不安になっているんだと思います。
モニタリングの徹底と納得できる安全基準の設定、それに時間がかかっても可能な限りの除染しかないでしょう。

投稿: torotorotorori | 2011年8月 7日 (日) 22時58分

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